開講式の交流会でたまたま隣り合わせになったのが始まり。北九州市内企業で働くお二人のActionが繋いだ、この「一期一会」

受講コース名 : 「DX・生成AI活用コース」

Interview 01

受講生インタビューのイメージ画像

写真左:日本電測機株式会社 技術研究所 Nさん
写真右:岩下エンジニアリング株式会社 総務経理課 兼 DX推進室 アシスタントマネージャー Kさん

北九州リスキリングキャンパス受講生インタビュー

第一段は、岩下エンジニアリング株式会社で総務経理とDX推進を兼務されるKさんと、日本電測機株式会社で検査機器のアプリ開発とDX推進に携わるNさんのお二人から「生成AIという新しい風」が社内にどう吹き始めているのか、たっぷりとお話を伺いました。

現在担当されている業務内容から簡単にお伺いさせてください。

Kさん:私は今、総務経理課とDX推進室を兼任しています。総務では社内向けの啓発・啓蒙資料(ハラスメント、情報セキュリティなど)をメルマガで配信しています。主にDX推進がメインで、社内の業務改善にこれから取り掛かろうという段階です。

Nさん:会社の事業として「検査」を行っており、私はその検査に使う機械や解析アプリソフトを作っている部署で、特に解析をするアプリを開発しています。また、社内で生成AIを導入・推進する役割も担っています。

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「昭和」の残る現場に、AIという名の「新入り」がやってきた

お二人それぞれ、どのようなきっかけで受講をきめられたのでしょうか?

Nさん:アナログの良さを残しつつ、落ち着きのある会社ですが、どうしてもITスキルに個人差があると感じたことがあって……

Kさん:わが社も似たようなところがあります。ベテラン社員が多くて、知識が個人に紐付いている。それをどう横展開していくかが課題なんです。でも、立ち止まっていたら取り残されてしまうから……
そんな時、中小企業向けのメルマガで「リスキリングキャンパス」を知り、個人的に興味がある内容だったので、自分から上司に相談しました。
自ら手を挙げたものの、時間の確保が心配だったのですが、会社が受講の日を在宅勤務にしてくれたおかげで、子供のお迎えとの両立もできました。
世の中のDXの流れに取り残されないように、またベテラン社員のノウハウをデジタル化して横展開していくために、会社からはこの分野の「リーダーシップを取ってほしい」という空気を感じています。

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そんな中で、お二人は「期待の若手」として、あるいは「自ら手を挙げて」、「北九州リスキリングキャンパス」に飛び込みました。
Nさんは入社してまだ半年! 「やってみない?」という上司の言葉に、「えっ、私が?」と驚きつつも、素直に一歩を踏み出した姿は正に北九州市の掲げるActionを体現した行動だったと当時を振り返ります。

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お二人が口を揃えた「これは大きかった!」
DXの本質についての気づき。

お二人は同じ「DX・生成AI活用コース」の受講でしたが、実際に受講してみていかがでしたか?

Kさん:デジタル化は単に紙をデータに置き換えることじゃない。仕事のプロセスそのものを疑って、根本から見直す『再設計』なんだって。第1回の講義でそれを聞いて、ものすごく納得したんです。

Nさん:そうそう! ひと昔前までは、検査データが巻き物みたいに長い紙で出てきて、それを目視で確認する……なんて現場があったのですが、それをデジタル化することも、DXの第一歩なんだって思えたら、少しハードルが下がりました。

特に実務に活かせそうだと感じた講義やワーク、印象に残っているものはありますか?

Nさん:グループワークや、フレームワークのステップです。闇雲にやるのではなく、課題発見から効果測定まで、ちゃんと土台を踏んでいくことで、生成AIが業務改善に使えるというイメージができました。

Kさん:フレームワークが非常に参考になりました。また、先ほどお話した、第1回の講義で、デジタル化はあくまで紙からデジタルへの置き換えであり、DXの本質は「仕事の再設計」であるという話に強く納得しました。現場の古いやり方を根本から見直すこと、そのための疑い方としてフレームワークがあるという点が腑に落ちました。

「AIを使って何をさせるか」の前に、「今の仕事、本当にこのやり方でいいの?」と棚卸しをする。フレームワークを学んだことで、闇雲にツールを導入するのではなく、着実な「階段」が見えてきたというお二人。

実際にどんなことを職場で実践していますか?

Nさん:会社で導入した有料版の生成AIで、カスタムチャットを作成しました。具体的には、社内規則のPDFを添付ファイルとして読み込ませ「そのファイルの情報だけで答えて」と指示を出したチャットです。
また私の業務では、プログラミングの補助で使っています。でもAIの言った通りに試してみて別のエラーが発生した時、それを指摘すると、AIから「これが原因です」と返してくるんです。そんな時は『それ、さっきあなたが言ったことだよ!』とつっこんだりしています(笑)。まるで人間とやり取りしているみたいで面白いです。

Kさん:私はメールの作成や、エクセルの関数。最初は上手くいかなくて『あんまり賢くないのかな?』なんて思ったけれど、私の指示の出し方の問題だったんです。前提条件を整えてあげれば、ちゃんと返してくれる。お付き合いの仕方が分かってきました。

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周りの方の反応やご自身の変化をどの様に感じていますか?

Kさん:大きな変化はまだありませんが、有料版の生成AIを使ってデータの集計など、自分の作業の中で少しずつ活用しています。周囲はまだ私が受講したことを知らない同僚も多いですが、私自身は基礎を学んだという自信がつき、今後の業務改善の道筋が見えたと感じています。
今後は、今回学んだフレームワークなどを活用しながら、改めて業務改善のテーマに取り組み、そのリーダーシップを発揮できるようになりたいです。

Nさん:先ほどの「カスタムチャット」を、ベテランの方たちが試しに使ってくれています。彼らは、まだまだ精度を疑っている段階ですが、使ってみるきっかけを社内に作ることができました。
これからは習ったことを社内で共有し、課題を整理して業務改善に活かしたいです。みんなが生成AIを簡単に使えるようにする取り組みを進めていきたいです。

視点を変えて…リスキリングキャンパスでは会社や立場の異なる人たちと交流する機会も多かったと思います。、マインドや考え方の変化はありましたか?

Nさん:他社の状況を知れたのも大きかったです。介護業界の方が限られた条件の中で「みんなで頑張ろう」と進めているのを聞いて、刺激をもらいました。

Kさん:わかります!ワークのたびにメンバーが切り替わる。あの5分、10分の短い時間で、お互いの現状を語り合うのがすごく面白くて。業種も立場もバラバラだけど、現場ならではの自由で面白い発想が飛び出したりしました。

それぞれの課題が、自分事のように身近に感じられたのですね。

Kさん:そうなんです。なんというか……上手く言えないんですけど、「学校っぽい」感じがしました(笑)

Nさん:本当にそうですね(笑)私、実は自分の意見を言うのが苦手なんです。でも、あのような場に行ったら、嫌でも話さないといけない。強制的に「話す機会」をいただいたおかげで、皆さんの意見がたくさん聞けて、本当に楽しかったです!

Kさん:こういう社外交流って、その時限りの付き合いで終わることがほとんどだと思うんですけど、今回、実は私閉講式の日にNさんへ、思い切ってお礼を伝えたんです。「今日という機会を逃したら、もう一生街中で会うことも無いかもしれない!」と思って。
それが今日の対談にもつながり…一期一会って、本当に大事だなって思います。

最後に、今後「リスキリング」を検討されている方に向けて、一言メッセージをお願いします。

Kさん:最初は壮大な目標を持たずに、気軽に始めていいと思うんです。業務時間のこととか心配はあるでしょうけど、意外となんとかなります!(笑)
ちょっとした周囲の理解があるだけで進めやすくなりますし、私もそのおかげで続けられました。まずは一歩踏み出してみることが大事かなと思います。

Nさん:生成AIが全くわからない状態でも、参加してめちゃくちゃ良かったです。何から進めるべきか、具体的なステップが分かりますから!

企業紹介

日本電測機株式会社

岩下エンジニアリング株式会社

北九州
リスキリングキャンパス

「北九州リスキリングキャンパス」は、市内企業の成長を願う、
すべての働く人を支援する学び舎です。

皆様の企業が変革の波を乗りこなし、持続的な成長を実現するため、
共に学び、共に成長し、新たな北九州の未来を、私たち自身の手で切り拓きましょう。

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